電気メス:ほくろ取りで失敗しないためのほくろ情報

電気メスでのほくろ取り

大きなほくろや、隆起しているほくろの除去におすすめなのは、電気メスでのほくろ取りです。

この方法は、電気メス分解法や電気凝固法とも呼ばれています。
同じメスを使う方法でも切除縫合法よりも電気メスでのほくろ取りの方に興味があるという人や、どちらが良いか迷っているという人もいると思いますので、電気メスでのほくろ取りについて少し紹介したいと思います。

電気メスでのほくろ取りの時、麻酔は局所麻酔をします。

まずほくろの大部分をメスで切除し、その後に電気メスで凝固止血をし、残ったほくろの組織を電気メスで少しずつ焼き、メスでほくろを削りながら除去するという形で行われます。

術後に縫合は行いません。

入浴、洗髪、洗顔、化粧は当日から可能です。

術後のケアは傷に軟膏などのクリームを塗るだけで、消毒のための通院もする必要はありません。

止血しながら施術するために、術後の出血はほとんどありません。

手術の所要時間は、ほくろの大きさによって違いますが、比較的小さいほくろの場合は5〜10分、大きいほくろやほくろの量が多い場合は30分程度かかります。

傷跡はほとんど目立ちません。
まれではありますが、白い斑点のように跡が残る場合もあります。
しかし次第に消えていくので心配はありません。

傷跡が完全によくなるまでには、約2週間かかります。

しかし今までに、この電気メスでのほくろ取りだけを利用して、術後にほくろが再発したケースも何件かあったそうです。
またそのほくろが実は、悪性腫瘍であったというケースも数件見られたようです。
なので、ほくろ取りをする前に、どの病院あるいはどのクリニックで、そしてどの方法でほくろ取りを行うかを慎重に決めるようにしましょう。
しかし一番重要なのは、その取ろうとしているほくろが純粋にほくろであるのかをきちんと診察してもらうことができるかどうかです。
医師を見極めることは、なかなか難しいでしょうが、広告や雑誌のうたい文句などに惑わされずに、実際の体験談などにもよく耳をかたむけるようにして、本当に信頼のおける医師を探すようにしましょう。